隠れ建設バブル到来中。各社、利益を劇的に上げるには今しかない

今、建設業界は隠れバブルが来ている、と私は思っている。メディア等でもそんな話は全く上がってもいないし、表面上はその雰囲気もないので、誰もがピントこないと思う。というより、人によっては「そんな訳ないだろう。何言ってるんだ」とも言われるかもしれない。

 

コロナ禍の数年前から、まず材料高が始まった。今後、多少の価格停滞はあっても引き続きじわじわと上がり続けるだろう。又、人手不足に関してはそんなレベルではない位の悲惨な状況だ。労務単価は上がり続け、今後も労務費高騰は留まる事もないだろう。さらに、最近は多少円高にはなっているものの、そもそもの円安は強烈だ。今日7月31日には日銀がまた金利を上げてきた。デフレの底などはもう完全に脱し、世界基準にはまだ遠く及ばないものの、インフレにより世界を追いかける兆しも出てきている。日本の株価が上がり続けているのは、日本ではなく世界の投資家が日本の成長を期待している表れだ。それ位、世界の日本買いは凄まじい。

 

どの経営者の方々もまだ実感などできないだろうが、実は今は隠れてバブルの波に少しずつ入りだしている。バブルという表現が昔を思い出すのであまりいい表現ではないが、弾ける前提の「バブル」というよりは、「成長」又は「wave」とでも言えばいいだろうか。当然、私はエコノミストでも何でもないが、大枠の部分は多分当たっていると思う。

 

バブルの時代は私は大学生だった。社会人1年目の平成3年付近にバブルが弾けたので、仕事上でのバブル経済は実は体感はしていない。ただ、大学時代に東京で感じていたものは、やはり何か「お祭り」のような感じだった。泡であり、お祭りという表現が適切だとすれば、今回の流れはバブルというものではないかもしれないが、ある種の「堅調な流れ」であり「波」ではあるとは思う。

 

そして特に、建設業界がその流れに中にある。材料費が上がり、人手不足で労務単価も上がっているから、価格転嫁に苦労している方々からすれば、そんな事あるはずないと思われそうだが、今回の波は、バブルの時のように誰もかれもが儲かり、あぶく銭が溢れかえるような、そんな事を指しているものでもそもそもない。しっかりとした方向で経営を行えば、「確実」に大きな「収益」を見込めるバックボーンが上記のように備わっているという背景そのものが、今回の隠れバブルであり、waveなのだ。

 

今回、もしその波に乗れない会社があるとすれば、それは飛躍するどころか沈没する恐れすら渦巻いている。誰もかれもがうまくいくという背景ではないという事が当時との大きな違いだ。私はこのwaveは当分続くと思っている。少なくとも3~5年は続くと思う。

 

先週から今週にかけて、顧問先の十数社の経営者の方々と月次の定例打合せを重ねてきたが、その全社において「この3年で勝負を付ける」という旨の話をした。各社の現状と、今顧問先の経営者の皆さんに取ってもらっている対応からすれば、それは十分に可能だと「全経営者」の方々には感じてもらっているので、皆、大きな決意のもとに改めて進みだしてもらっている。特に借入金の大きな会社などには大チャンスだ。何億借入金があろうが、一気に勝負はつけるつもりだ。「今しかない」という私の強い号令の元、皆が動き出した。

 

上記の内容を信じるか信じないかはそれぞれの経営者の方々次第になる。波の頂点に駆け上がるか、それとも大きな波に飲み込まれてしまうのか。その差はまりにも大きい。

 

今、全国の建設業界の会社の経営者の方々に目覚めて欲しいと切に願っている。

 

     

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