日本の建設業界の最大手のスーパーゼネコン4社が、2024年3月において全社最終減益になるとの事です。
これだけ日本全体で「株価高のニュース」が連日叫ばれている中、建設業界の最大手の4社全てが前期比で「利益が減る」というのです。
清水建設などは上場以来、初の営業赤字になるとの事。更に大きな問題は、この4社全て「売上高は大きく上がっている」ということにあります。
「売上が上がり、利益は落ちる」しかもスーパーゼネコン全社が。これをどう理解すればいいのでしょうか?
労務費が上がり、材料費が上がるのは「世の中の全業種共通」と言えるでしょう。
建設業には工期があり、受注時に数年先を予測しきれなかった部分も確かにあるかもしれません。
しかし売上高が2兆円もある、日本の誇る「スーパーゼネコン全社」がそのようになるものでしょうか?
建設業界の売上偏重・受注偏重には加速がかかってきているようです。
今はその流れには決して乗らない事。
何度も言いますが、目標数字を「利益にシフトする」ことこそが唯一無二の打開策になります。
売上高を追い続ける先には何もありません。
このスーパーゼネコンの決算予測がその全てを表しているといえると思います。
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