本能のスイッチを入れる

「本能のスイッチを入れる」よく意味が分からないと思います。

 

しかし、これこそが会社の利益を上げる上での「超シンプルキーワード」の1つとなります。

 

会社の利益を上げる場合、原価を下げる、経費を下げる、現場の作業効率を上げる、様々な価格交渉をする、等々行わなければならない事はたくさんあります。

 

先日、「利益を上げる方法」と検索したら、「原価交渉・経費削減・作業効率向上」と、ほとんどのコンサルティング会社がその3つを中心に公開していました。ほぼ全部そうでした。

 

その3つはそれぞれ必要でしょう。ただ、それらをいかに経営者であり、社員の方々に「行わせれば」いいのでしょうか?その答えが「本能のスイッチを入れる」という事になります。

 

私自身がそれに気が付いたのは、サラリーマンで営業の管理職をしていた時でした(多分30才位の時)。社員に原価を下げろと言わなくても、売価交渉をしろと言わなくても、作業効率を上げろと言わなくても、現場の経費を抑えろとしつこく言わなくても、皆、自主的にやってくれるのです。

 

「これ、マジですげーな。これが答えじゃないか」と感じた時の自身のシチュエーションは今でも覚えています。

 

そのスイッチとは、①「年間の目標の粗利益」を会社で定め、その目標に対する進捗状況を②「毎月の定例会議で確認する」だけです。たったそれだけのそのスイッチは入り、発動されるのです。

 

分かっるようで分からないかもしれません。しかし、それを行うだけで、会社の利益は「自然と」、そして「最低限」上がっていきます。現状維持という事だけはまずありえません。

 

野球でいえば、今までスコアボードがなかった試合に、スコアボードが設置される感覚に近いと思います。自チームの現状が、自社の現状が、イニング経過とともに分かるのです。それを見るだけで、何も言わなくても選手は現状を理解し、「最低限」は動いてくれるのです。

 

経営者の仕事は、そしてコンサルタントの仕事は、そのスコアボードを設置する事が一番必要だとも言えます。

 

①と②、やってみませんか?「最低限」ですが確実に数字は上がります。